浜名湖のSeaBASS

浜名湖の特徴

春〜秋にかけて、他のフィールドとの大きな違い。それは、深場よりもシャローゲームが中心に行なわれており、シャローのウィード群(藻)に居着くシーバスがメインとなっており、奥湖に行くに従いウィードは減少し、岩場やカキ殻、ドロ底がメインとなり、そこへのプラスαでポイントとなっている事が多い。又ベイトフィッシュの分布は湖岸沿いや潮の効く所、カケ上がり等だが、浜名湖全域に何らかのベイトが必ずいると言っても過言ではない。問題はシーバスが何をメインに食べているかであると思われる。

潮

これは、月の引力によって起きる海水の干満運動であり、シーバスのみならず、全ての魚、又全国のポイントで重要とされている事です。約6時間サイクルで潮の満ち引きが繰り返され、大潮が最も大きな干満差、つまり潮の流れは、とても早く、長潮は大潮の反対に値する。全国多々あるポイントそれぞれに釣れる潮は、存在し満潮時か干潮時かのどちらかに釣果が偏る事が多い。浜名湖も例外ではない。浜名湖は入り組んだ形状をしているため、多数のポイントが存在し、それに比例して、多数のベストな潮も存在する。潮止まり前後にベイトが出るところ、上げが良いところ、下げ潮が良いところ、釣れる潮を多くストックしているアングラーがウマイといっても過言ではない。

SeaBASS

主な分布は、日本近海(日本海・太平洋)の本州以南から、南シナ海の沿岸部で、産卵期は12月〜2月にかけてで、浜名湖ではなく外洋水側で行なわれる。春とともに入湖してくるシーバスはご存知のようにフィッシュイーターであり、夏場に多く見られる10cmクラスのセイゴも湖内の豊富な小魚をエサにしてめざましく成長し、冬には25cmクラスに達する。湖内のベイトとなる魚は、サヨリ・カレイっ子・サッパ・ヒイラギ・ギンポ・子アジ等限りなく多い。現在、浜名湖において春と秋を除いて夏のシーバスの確固たる釣り方は、一般的には知られていない。まだ未知数のフィールドであり、また攻略性の高いフィールドと思われる。

ベイトフィッシュ

ギンポ

ストレートワーム(煮てやわらかくする)のノーシンカーリグ

ヒイラギ

子アジ

シンキングバイブレーション(夜間はホワイトやグレー系がGood!)

イワシ

サッパ

5〜9cm前後のフローティング・シンキングミノー

サヨリ

10cm程度のフローティングミノー

カレイッコ

ヘビーシンキングバイブレーション

イナッコ

15cm程度のフローティングミノーまたはリップレスミノー

PSイワシが多いからミノーじゃなきゃダメだという事はない。イワシが多くてもミノーへの反応が悪い時も多々ある。臨機応変にルアーチェンジする事が大切。

エサ釣りの方々へ

カカリ釣りを楽しんでいる最中(ミオ中心に)にシーバスの回遊とともにライズがかなりの確立で見られます。水面を意識しているシーバスはブッ込みのエサには無反応です。ライズはボラの跳ねる音に似ているので聞き分けがむつかしいですが、バッチャーン、ドッボーン、という切れの悪い音は、ほぼボラであり、バシャッ、ドボッ、ゴボッっという切れの良い音は、シーバスです。注意していると結構起きていますのでルアーロッドとルアー1個持って行くとオモシロイかも!これはっと思ったら投げてみる。新しいカカリ釣りが開けるかもしれません。